2015年03月26日

旅に憑かれる

今年のラツコヴィッチ展は、7月後半から8月にかけて、茅ヶ崎の<CREATIVE SPACE HAYASHI>で開催していただくことになりました。

先週ラツコヴィッチ・アート・ジャパンのYさんとギャラリーを訪ねる予定でしたが、10年ぶりくらいの重〜い腰痛がやってきて訪問は延期となってしまいました。
ギャラリーでちょうど開催されていた、写真家/竹沢うるまさんの展覧会を見るのも楽しみにしていたのでとても残念でした。竹沢さんは毎年我が家で利用しているJVC(日本国際ボランティアセンター)のカレンダーの今年の写真を撮った写真家です。JVCのカレンダーは、今までもよい写真はいろいろありましたが、今年は特に色彩が独特で強い印象が残っていました。
2010年から3年近くをかけて103ヶ国を巡って撮った写真は、<Walkabout>という写真集として出版されているというので早速図書館で借りました。また今年の2月には、写真集と対になる、文章がメインの<The Songlines>も出版されていたので、こちらも併せて読みました。
<The Songlines>からは、アマゾンでのシャーマンとの出会いと深い精神世界の体験(旅の出発から読んでいくと、この体験は決して唐突な感じはしません)、厳しいアフリカの環境のなかで生きる子供たちのすがたや東チベットの政治的にも厳しい現実など、旅行者のリアルな実感が伝わってきましたが、私が一番印象に残ったのは、世界には旅人と呼ばれる人たちが多く点在していることでした。そして著者自身が、旅を終えるタイミングの難しさを何度も言及していたことです。「もう十分に世界を見た(旅を生きた)」という実感が、旅を終えることを促すのですが、それがないと憑かれたように生と死ぎりぎりの状況にまで近づいてしまうか、あるいはぼんやりと旅人を続けてしまうというのです。普通の人にとって旅行は日常にあっても、旅(たび)という経験は遠いところにあります。しかしこの本を読むと、旅のもつ本質を考えさせられます。旅の本質は、憧れ、恐れ、孤独、迷い、決断、歓び、生と死のあわい(間)に時間を刻む私たちの人生を色濃く映しているものだと。

ちょうど2週間ほど前、2年近くをかけて世界を回って帰国した元クラスメイトに会って、写真を見ながら話を聞いたこともあって、竹沢うるまさんの2冊の本もリアリティがありました。
元クラスメイトの旅は、その都度ツアーを利用しながらの旅行なので、一人旅の竹沢さんとは違いますが、それでも4カ月をかけてトラックなみのバスでアフリカを縦断し(ツアー参加者が交代で食事を作りテントで泊まる)、中米を路線バスで移動し、一人でカナダをバスで横断し、7カ月をかけて南米大陸を1周した旅(こちらも参加者自炊・テント泊)は、語りつくせない経験のはずです。自分は冒険家ともいえないし、写真家でもないけれど、哲学者とは言える。アフリカと南米を知れば、誰もがゲバラだけが特別な革命家だとは思わなくなるだろう。貧困が犯罪を生むわけではない、格差が犯罪を生む・・・と話す元クラスメイトのことばに、ただただ深く頷きました。

腰痛は、病院か整体院か迷った末に行ったいつもの整体院で施術をしてもらい、だいぶ楽になりました。
posted by norno at 16:54| 写真

2015年03月05日

3月

やはり春の光です。

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posted by norno at 11:15| 季節

2015年02月23日

展覧会『音楽をはこぶもの』終了しました

昨日、展覧会『音楽をはこぶもの』が終了しました。
お運びいただいたみなさまありがとうございました。
展覧会の様子は、追ってアップしていきます。
先ずはお礼申し上げます。

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posted by norno at 11:03| デザイン

2015年02月20日

ギャラリーへの道


案内状の地図が小さいため、ご不便をおかけいたしております。
下記の地図の点線通りにおいでいただくと、ギャラリーはJR御茶ノ水駅から5分ほどのところにあります。
看板、入り口のアーチ、階段を下りていただくとギャラリ−の入り口です。

ご来廊をお待ちしております。

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posted by norno at 10:57| デザイン

2015年02月19日

主役は音楽

昨日、今日と冷たい雨の一日でしたが、初日から何人もの方がギャラリーにお越しくださいました。
久しぶりにお目にかかる方、初めてお目にかかる方、それぞれの方とお話をさせていただきいろいろな質問や感想をいただきました。
展示しているCDの楽曲を会場内に流していますが、デザインワークとリンクする形で選曲することができますので、CDデザインと併せて収録されている曲を聴いていただいています。
無音のギャラリーは視覚的な情報に溢れかえっているように感じられますが、音楽が流れると展覧会の主役はやはり音楽だと感じます。

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↑こちらのモニターで選曲できます。
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↑デザインプロセスのアートワークと試作です。

お運びいただいた方には、是非ゆっくり演奏もお楽しみいただきたいと思います。
posted by norno at 01:11| デザイン

2015年02月15日

作品搬入

2月17日からの展覧会の作品を昨日夕方搬入し、今日の午後から展示の準備をしました。
CDパッケージ一式を一覧できるように再構成したアクリルフレームを準備し、これから壁に設置するところです。
予定より時間がかかりギャラリーの方にはすっかりお世話になりましたが、何とか形が整いました。
17日の13時オープンには、展示CDのサンプル曲も聴けるようPCも設置します。
お時間がありましたら是非お立ち寄りください。

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posted by norno at 22:46| デザイン

2015年02月08日

展覧会のご案内

<音楽をはこぶもの>机上工房/渡部典の仕事展
2015.2.17 [火] ― 2.22 [日]
11:00〜18:30(初日13:00より/最終日 17:00まで)
ギャラリーf分の1
101-0062東京都千代田区神田駿河台1-5-6 コトー駿河台 03-3293-8756

2006年以降、机上工房が手がけたCDのパッケージデザインから36点を自選し、制作プロセスや試作のアートワークと併せて展示します。

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大きなサイズとご挨拶

机上工房

posted by norno at 17:11| デザイン

2015年01月03日

2015年

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   本年もどうぞよろしくお願いいたします。

posted by norno at 21:38| 季節

2014年11月24日

愛犬との18年

18年前に我が家にやってきて家族として一緒に過ごした愛犬が、18歳3か月で生涯を終えました。
動物愛護センターから子犬を譲り受ける時、看取る覚悟を持つことが飼い主の条件でした。それ以来、折に触れ別れのことを考えていたこと、また16年くらいと言われる中型犬の寿命よりも2年も長く一緒に過ごすという贈り物をもらい、喪失感よりも無事に看取ることができた安堵感を心から感じた別れでした。
18年間お世話になった動物病院の先生にこれまでのお礼を伝えると、カルテを調べてくださって、「初めて○○ちゃんを診たときは○月○日で1.8キロでした。こんなに長く一緒に居られて幸せでしたね、いろいろなことが思い出されますね〜」と言って涙ぐまれ、こちらも胸がいっぱいになりました。
南の風という名の私たちの愛犬。ありがとう。

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お世話になった動物病院からいただいたお花と
posted by norno at 01:19| 日記

2014年10月09日

そこにある時間

午後の光が射して、ごつごつと変形した桜の老木はやわらかな葉の影の衣装を纏う。
地衣類は薄青緑の化粧を施し。

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posted by norno at 15:05| 季節