今日は朝5時過ぎに家を出て、途中ラツコビッチ・アート・ジャパンのYさんと落ち合い、作品展示のため6時前にベルクに到着しました。ベルクは7時開店なので、1時間余りで作品の展示を済ませなければなりません。
壁面の見取り図上で展示作品のサイズや位置は予め想定していますが、実際にどのように見えるかはその場に入ってみないとわかりません。今回の展示はすべてオンデマンド出力によるプリント。ガラス絵をまとめた長尺の出力紙は壁より一回りも大きく見えて、一瞬サイズを間違えたかと肝を冷やしましたが、端から固定していくと無事4m20cmの壁に収まりました。そのほかにペン画と水彩画20点ほどを展示しました。
詳細
http://kjkb.jp/lac/laj.html7時を過ぎると、あっというまに来店客でテーブル席は埋まっていきました。そのころには設置も終わり、7月中展示をしていて今日搬出の
ときたまの作者TさんのテーブルにおじゃましてYさんと朝食をいただきました。
ベルクはビールも美味しいけれどコーヒーもすごく美味しいのです。

ベルクでは毎月1ヶ月間、店内の壁を写真家や美術家のために無料で提供しています。通常のギャラリーのように十分広い壁面や明るい照明はありませんが、15坪ほどのお店に一日平均1500人の来客があるという店内はいつも活気があります。
『ベルクで何ができるか、一緒にわくわくしましょう!』
展示を希望する人へのベルクからのメッセージです。
http://www.berg.jp/exhibition/exkyujin.htm展示作品はラツコビッチ氏の仕事のほんの一部に過ぎませんが、詩的で独創的な氏の作品の魅力に触れることができると思います。
イワン・ラツコビッチ・クロアタ(1932-2004)
略 歴
1932 クロアチア北部、ポードゥラビナ地方バティンスカ村に生まれる(1月1日)
1945 絵心を育んでくれた父を戦争でなくす
1948 農業に従事しながら村の家々の壁に宗教的情景を描く(〜1952年)
1957 ザグレブに移り郵便配達をしながら夜学で絵を学ぶ
1962 ザグレブで初の個展、仲間とともにプリミティブアート協会を設立する
1969 パリで初の個展、以降クロアチア国内外で数多くの個展・グループ展を開催する
1986 『ユーゴスラビア―11人の素朴画家展』(東京・世田谷美術館)
1987 ナイーフ三人展『原田泰治とユーゴの仲間たち』(東京・新宿伊勢丹 他)
1991 (クロアチアがユーゴスラビアから独立)
1992 トゥージュマン大統領に招聘され国会議員となる(〜2001年)
1994 ラツコビッチ展『ガラス絵とグラフィックの世界』(新潟・長岡)*
1998 ラツコビッチ展『ガラス絵とグラフィックの世界』(北海道・函館)*
2000 ラツコビッチ展『クロアチアの四季と人々のいとなみ』(北海道・函館)*
2002 ラツコビッチ展『クロアチアの四季と人々のいとなみ』(東京・荻窪)*
2004 イワン・ラツコビッチ・クロアタ展(東京・広尾/クロアチア共和国大使館)*
イワン・ラツコビッチ・クロアタ展『クロアチアのガラス絵とグラフィックの世界』(東京・御茶ノ水)*
2004 死去(8月29日 72歳)
2005 ラツコビッチ展『クロアチアのガラス絵とグラフィックの世界』(新潟・十日町)*
*はラツコビッチ・アート・ジャパン企画による展覧会
そしてベルクには美味しいものが揃っています。
BERGベルク
http://norakaba.exblog.jp/
posted by norno at 01:32|
美術