東京国立博物館(トーハク)は毎週金曜日・土曜日は21時までオープンしています。
夜の博物館は独特で贅沢な時間が流れています。
週末久しぶりのトーハクへ。
先ずは東洋館地下のミュージアムシアターで、凸版印刷制作のVR作品「風神雷神図のウラ−夏秋草図に秘めた想い−」を見て、法隆寺宝物館、そして再び東洋館へ。
東洋館は2013年にリニューアルされ、展示の仕方やライティングが劇的に洗練されました。その時以来の訪館なので東洋館は特に楽しみでした。
ライトアップされて帝冠様式が際立つ本館。

谷口吉生氏設計の法隆寺宝物館。外から見ても中に入っても、無駄のない洗練された空間をいつも感じます。森山高至氏が『「どや建築」という病』と言う本を書いていますが、そこで語られている建築の対極にあるように思います。

法隆寺宝物館を出ると見える表慶館のドーム。空にはオリオン。

こちらが谷口吉生氏のお父さまの谷口吉郎氏設計の東洋館。

東洋館の心惹かれる仏像たち。
ライティングによる陰影が仏像に複雑で奥深い表情を与えています。
















表情、フォルム、衣の線、物質感、表象と意味、いつまでも見続けていたくなります。
法隆寺宝物館でも久しぶりに伎楽面に会いました。これは呉公。7世紀飛鳥時代のもの。


東洋館でたっぷり時間が過ぎてしまって、本館は駆け足でした。