2020.09.30
福島原発訴訟、国と東電が「全面敗訴」
仙台高等裁判所の法廷で、福島第一原子力発電所事故に関して国の損害賠償責任を認める全国で初めての二審判決が出た。
2020.09.19
近美へ
ピーター・ドイグ展/北脇昇<一粒の種に宇宙を視る>コレクションによる小企画/MOMATコレクション
ドイグのこの絵を見た時、マリー・ンディアイ『三人の逞しい女』のひとつめの物語の冒頭の情景を思い出した。
母娘を捨てた父親の家を久しぶりに訪ねると、玄関脇の熱帯の花の咲く樹から、まるで落ちてきたように父親が現れる印象的な場面がある。


カメラがあるといつも撮りたくなる近美の美しい階段。
建物が大切に使われていると感じる。





2020.09.13
大坂なおみ全米テニスオープンで優勝。
大坂選手は試合のたびに警察による暴力で亡くなった黒人の名前の入ったマスクをして入場。決勝に進むことで7人の犠牲者の名前のマスクを着用して登場しそして優勝した。

2020.09.11
みかんぐみさん 映画上映会ボランティア
『普通に死ぬ〜いのちの自立〜』貞末麻哉子監督
後半フリートーク
2020.09.05
中央図書館の改修工事が終わり昨日リニューアルオープン。
借りていた本を返却しリクエストしていた本を借りる。
1階に広々としたカフェができ、外のテラスには何客ものテーブルや椅子が設置された。館内の広々とした窓から見える公園の眺めがいい。2階に移動した児童書の部屋は対角線上に書架が置かれ、長さの違う通路が楽しい。
図書館はとても幸せな場所だと、久しぶりに人の集まる図書館で思う。
『ネット右派の歴史社会学 アンダーグラウンド平成史1990-2000年代』伊藤昌亮
読了。時系列に沿った目次を記録しておく。

はじめに
第1章 新保守論壇と嫌韓アジェンダ――一九九〇年代前半まで
1 既成保守論壇から新保守論壇へ
2 『SAPIO』の登場とその後の右傾化
3 嫌韓アジェンダと反日アジェンダ
4 『SAPIO』の反日国家スキームの変遷
5 ジャパンバッシングの嵐のなかから
6 日本版反ユダヤ主義と陰謀論
7 「日韓論争」の展開
8 反日嫌韓スキームの成立
9 『醜い韓国人』をめぐる動き
10 歴史認識をめぐる神学論争
11 リベラル派対保守派の代理戦争
12 嫌韓アジェンダをめぐるいくつかの通説
第2章 サブカル保守クラスタと反リベラル市民アジェンダ――一九九〇年代半ばまで
1 リベラル市民主義の盛り上がり
2 日本型市民社会論と戦後民主主義
3 市民主義への自己批判という問題意識
4 ユーフォリアのなかのリベラル市民主義ブーム
5 小林よしのりによる市民運動批判
6 市民主義批判から戦後民主主義批判へ
7 リベラル市民主義の擁護者としての『朝日新聞』
8 大月隆寛による市民主義批判
9 サブカル保守クラスタの形成
10 「市民」対「庶民」の階級対立
11 サブカル保守クラスタとオタク文化との親和性
12 戦後民主主義と戦闘サブカルチャー
13 「上から目線」へのアンチテーゼとして
第3章 バックラッシュ保守クラスタと歴史修正主義アジェンダ――一九九〇年代後半まで
1 東京裁判史観と歴史教科書問題
2 バックラッシュ保守クラスタの台頭
3 自由主義史観研究会から「つくる会」へ
4 サブカル保守クラスタからの流れ
5 権威主義と反権威主義との野合
6 戦前エスタブリッシュメントと戦後エスタブリッシュメント
7 右からの引力と左からの斥力
8 ホロコースト否定論と日本型歴史修正主義
9 サブカル保守クラスタと歴史修正主義アジェンダとの親和性
10 善悪二元論批判と歴史的物語観
11 三つのアジェンダの統合と新保守論壇の完成
第4章 ネット右派論壇と保守系・右翼系の二つのセクター――一九九〇年代後半まで
1 ネット右派論壇の形成
2 密教を真に受けた人々
3 掲示板文化とメーリングリスト文化
4 ネット右派論壇を構成するサイト
5 新保守論壇の流れを汲む保守系セクター
6 右翼・民族派の流れを汲む右翼系セクター
7 保守と右翼との位置付けをめぐって
8 右翼・民族派をめぐる当時の状況
9 日本ちゃちゃちゃ倶楽部(日本茶掲示板)――保守系セクターを代表する存在
10 鐵扇會――既成右翼系クラスタを代表する存在
11 右翼共和派――新右翼系クラスタを代表する存在
第5章 ネオナチ極右クラスタと排外主義アジェンダ――二〇〇〇年前後まで
1 ヨーロッパ極右の流れを汲むネオナチ極右クラスタ
2 外国人労働者問題と外国人犯罪問題
3 ヨーロッパ極右をめぐる当時の状況
4 瀬戸弘幸と世界戦略研究所
5 篠原節と民族思想研究会
6 農本主義とエコロジー
7 「血と土」のイデオロギー
8 民族主義とディープエコロジー
9 反ユダヤ主義から外国人労働者排斥へ
10 山田一成と国家社会主義日本労働者党
11 ネオナチ極右クラスタの形成
12 ナチサブカルチャーへの強い志向
13 「三国人発言」と外国人参政権問題
14 日本茶掲示板と民団掲示板との論戦
15 嫌韓アジェンダと排外主義アジェンダとの結合
16 ネット右派論壇内部のカルチュラルポリティクス
17 サブカル保守クラスタとナチサブカルチャーとの親和性
18 民族主義の構造転換
19 差別主義への志向とカルト宗教
20 ナショナリズム・ナチュラリズム・スピリチュアリズム
第6章 2ちゃんねる文化と反マスメディアアジェンダ――二〇〇〇年代前半まで
1 ネット常民としての2ちゃんねらー
2 「ニホンちゃん」と観客民主主義
3 2ちゃんねる初の大規模な炎上騒ぎ
4 屈折した反権威主義の精神
5 プロ市民概念の発明
6 「悪い子」的キャラクターと「ダメな子」的キャラクター
7 ネトウヨ底辺説をめぐる誤解
8 反リベラル市民から反マスメディアへ
9 マスメディアのインチキを暴く
10 女性国際戦犯法廷とNHKの番組改変
11 朝日新聞叩きの系譜
12 明示的な偏向批判と暗黙的な特権批判
13 アングラネット論壇での朝日新聞不買運動
14 フジテレビ叩きに至る経緯
15 日韓共催ワールドカップサッカーをめぐって
16 韓流ゴリ押し姿勢をめぐる誤解
17 親殺しとしてのフジテレビ叩き
18 新旧メディアの階級対立
19 反日マスコミ批判の動き
第7章 ネット右派の顕在化――二〇〇〇年代後半まで
1 反知性主義の構造転換
2 エンジョイコリアでの日韓論争
3 ネイバー総督府とバファリン作戦
4 反知性主義対主知主義という構図
5 専門知対集合知という構図
6 集団思考と決断主義
7 嫌韓厨から嫌韓流へ
8 桜井誠と嫌韓コミュニティ
9 『マンガ嫌韓流』以降の嫌韓本ブーム
10 『WiLL』の創刊と「大人目線」の右傾化路線
11 チャンネル桜の開局と右翼・民族派への眼差し
12 動画共有サイトの普及とチャンネル桜による啓蒙
13 バックラッシュ保守クラスタの再興とその背景
14 権威主義と反権威主義との結び付き
15 決断主義とポピュリズム
16 シンボルとしての田母神俊雄
17 在日特権という発想
18 瀬戸弘幸のその後と西村修平
19 「行動する保守」の成立
第8章 ネット右派の広がりとビジネス保守クラスタ――二〇一〇年前後まで
1 ビジネス保守クラスタの形成
2 三橋貴明とビジネス保守クラスタの思想
3 日本青年会議所(JC)の右傾化
4 ビジネス保守クラスタのリアルな支え手
5 リベラル市民主義への復讐
6 ネット右派論壇のバージョンアップ
7 その後のネット右派の成熟と停滞
8 響きと怒り、そして語り
9 大衆の原像と幻像
あとがき
2020.08.29
日差しが強く昨日以上に危険な暑さ、日中台所35℃。
終日家の中。
校正で戻ったチラシの修正をしながら、昨日のChoose Life Project『7年8ヶ月安倍政権とはなんだったのか』アーカイブ(約3時間)と荻上チキ・Session-22『安倍政権のこれまでとこれから・座談会』を聴く。
夜、ETV特集「“焼き場に立つ少年”をさがして」、黒沢明『八月の狂詩曲』(1991年公開)を見る。
恐るべし80歳の黒澤明監督。初々しさあふれる映像とぶっ飛んだ最後のシーン!暴風と豪雨の中、傘をさして長崎に向かおうとする祖母を4人の孫と娘と息子が追いかける。裏返しになった傘を掲げた祖母、こけたりこけそうになりながら孫と息子と娘がびしょ濡れになって泥道を走る姿がスローモーションで右から左に流れる。
そこにシューベルトの「野ばら」が流れる。
原爆のシーンではヴィヴァルディ『スターバト・マーテル』のカウンターテナーの歌が挿入されている。

アメリカでは最後のシーンがポスターになったようだ。

2020.08.29
オペラシティ・アートギャラリー『ドレス・コード?─ 着る人たちのゲーム』を観る。
帰りベルクでコーヒー豆とピッツアケーゼなど購入。久々にAさんに挨拶。
帰宅の電車のニュースで「安倍総理辞任の意向」が流れる。
ここ数ヶ月会見なし、臨時国会も開かず影が薄かった。持病の悪化が辞任の理由だが、コロナ禍で逃げて逃げて結局総理の座から逃げた。
2020.08.27
城守さんのCD完成品届く。
2020.08.16
「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」上間陽子 読了

2020.08.07
『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』東京都現代美術館













2020.07.24
川沿いの散歩


2020.07.04
梔子

2020.06
6月の切株コレクション
